ベビーシートは退院前に用意しましょう

産院から退院するときに、早速必要になるチャイルドシート。新生児などの月齢の低いお子さん専用のチャイルドシートが「ベビーシート」です。車の進行方向に対して後ろ向きに使用します。背もたれはおよそ45度程度の傾斜があります。生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、傾斜は楽ではありませんが、正面衝突を想定して、事故のショックを背もたれの「面」で広く分散して吸収するために傾斜が設けられています。すなわちいつでも事故に対応するために「身構えている」乗車姿勢といえます。
ベビーシートの便利さは、チャイルドシート、キャリー、ラックの三役をこなせることです。台座を車に固定しておけば、簡単に脱着でき、シートで眠っている赤ちゃんを起こさずに部屋につれて帰れます。外出先ではラック代わりに使えるので便利です。夏の炎天で固定式のチャイルドシートは危険なほど熱くなりますが、ベビーシートなら家の中で保管できるので心配要りません。